【速報】「eMAXIS Slim」信託報酬率の引き下げ発表!
2023年3月30日に三菱UFJ国際投信から「eMAXIS Slim」シリーズの信託報酬率引き下げが発表されましたので,ご紹介いたします.
詳細については,「三菱UFJ国際投信のプレスリリース:2023年3月30日」をご覧ください.
信託報酬率引き下げの背景
プレスリリースによると,【以下の引き下げは他社類似ファンドの情報を基に決定されたもの】とあります.これは,先週に発表された「たわらノーロード」シリーズを意識したものと考えられます.素早い対応です.
3月15日に発表された「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の信託報酬率引き下げに続いた形です.こちらも他社の引き下げに対抗して,信託報酬率の引き下げが発表されました.
対象ファンド
今回の発表で,2023年5月11日より信託報酬率の引き下げが発表されたのは,以下の8本のファンドです.
- eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
- eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
- eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
- eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)
- eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
大人気の「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の信託報酬率は?
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー),通称:オルカン,についても今回の引き下げ対象に選定されています!
信託報酬率の変更(税込・年率)は「0.1144%以内 ⇒ 0.1133%以内」と記載されており,実質的な信託報酬率は「0.11325%」となるそうです.引き下げは,約0.001%ではありますが,投資家としては少しでもコストが下がることは嬉しいですね
感想
さすがは,「業界最低水準の運用コストを目指す」eMAXIS Slimシリーズですね.プレスリリースにも,【今後も引き続き、他社類似ファンドの運用コストに注意を払い、業界最低水準の運用コストをめざします】とありました.
このような姿勢は,好感が持てますね!これで,ますます,eMAXIS Slimシリーズに資産が集まるのではないでしょうか.資産運用では,「資産が集まる⇒コストが下がる⇒さらに資産が集まる⇒さらにコストが下がる」といった流れが生まれます.「バンガード」のような会社が日本にも誕生してほしいですね.
投資家としては,各社が競争して,より良い商品を提供してもらいたいですね.引き続き,日本の投資環境が良くなることを期待しています.
以上,参考になれば嬉しいです.
なお,本文中の【 】内は「三菱UFJ国際投信のプレスリリース:2023年3月30日」より引用です.
本コラムの内容は,資産形成に関する情報提供を目的としたものであり,証券投資の勧誘を目的としたものではありません.また,本情報に基づいて被ったいかなる損害についても一切責任を負いません.最終的な投資決定は,ご自身の判断でなさるようにお願いいたします.