長期投資におすすめのインデックスファンド
今回は,シンNISAやidecoなどの非課税制度を活用して,長くお付き合いできる優良なインデックスファンドをご紹介いたします!
ファンドの選考基準
ファンドの選考基準は,以下の通りです.
- 低コストかつ多くの銘柄に分散されたインデックスファンド
- 流動性や償還リスクの観点から純資産規模を考慮
- 上記の基準で対象地域ごとに,1本のみを選定
- ETFは対象に含まない
以下のデータは,2023年3月21日時点のものです.また,表記されている管理費用とは別に手数料(隠れコスト)が発生する場合があります.
全世界株式ファンド
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
買付手数料 | 管理費用 | 純資産 | ベンチマーク |
なし | 0.1144% | 9044.22 億円 | MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス |
最も広く株式に分散するのであれば,「全世界株式ファンド」がおすすめです.
詳細は過去の記事をご覧ください.
https://studygs-lab.com/2023/03/09/all-country/先進国株式ファンド
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
買付手数料 | 管理費用 | 純資産 | ベンチマーク |
なし | 0.1023% | 3961.43 億円 | MSCIコクサイ・インデックス |
全世界の中でも「先進国」のみに,投資できます.ただし,アメリカが約7割も含まれており,組み入れ上位10銘柄は全てアメリカです.先進国株式ですが,実際にはアメリカの割合がかなり高い点には注意が必要です.
新興国を含めない方がパフォーマンスが良いとお考えであれば,先進国がおすすめです.新興国は,今後の経済成長は期待できますが,それが株価に反映されるかは分かりません.政治的・地政学的などの色々なリスクが含まれるからです.
米国株式(S&P500)
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
買付手数料 | 管理費用 | 純資産 | ベンチマーク |
なし | 0.0968% | 17884.22 億円 | S&P500 |
本ファンドは,アメリカを代表する500社で構成された指数(S&P500)への連動を目指したファンドです.全世界の中でも「アメリカ」1国のみに,投資できます.
現在,世界の株式市場ではアメリカ企業の割合が6割以上を占めており,世界中にアメリカ企業が展開しています.スターバックスやマクドナルドはどこにでもありますし,ナイキやアップルなどの製品もよく使っていますよね.その意味では,全世界に投資することに近い意味があるのかもしれません.
また,人口動態や法整備などを考えると,「今後もアメリカが投資先として最適」という意見があります.実際には,どうなるかは分かりませんが.
一方で,アメリカだけに投資するということは,アメリカ固有のカントリーリスクを背負うことになりますので,ご注意ください.
まとめ
今回は,おすすめの株式インデックスファンドをご紹介しました.いずれも「eMAXIS Slimシリーズ」という結果でした.eMAXIS Slimは「とことんコストを追求する投資信託」として,三菱UFJ国際投信が運用している投資信託です.他にも運用商品がありますので,興味があれば,調べてみてください!
以上,参考になれば嬉しいです.
本コラムの内容は,資産形成に関する情報提供を目的としたものであり,証券投資の勧誘を目的としたものではありません.また,本情報に基づいて被ったいかなる損害についても一切責任を負いません.最終的な投資決定は,ご自身の判断でなさるようにお願いいたします.