宅建士:4カ月で合格した独学勉強法を公開!【勉強法】

先日,4月から勉強を始めるのにオススメの資格として,「宅建士」をご紹介しました.

今回は,私自身が4カ月で合格した独学勉強法をすべてお伝えします.文章が多くなりますので,【勉強法】,【おすすめの教材】,【分野別の対策法】の全3回に分けてご紹介いたします.
宅建試験は,しっかり準備すれば,知識ゼロからでも独学で合格できます!
宅建試験の概要
宅建試験の概要を表に示します.データは,2023年4月時点のものです.今後,変更となる場合がありますので,詳細はご確認ください.なお,試験の申込みは,例年7月となっております.
試験日 | 10月第3日曜日.年1回. |
試験時間 | 120分 |
問題数 | 50問.基本は4択,個数問題も3~5問ほど出題 |
出題内容 | 暗記系の試験(計算もあるが小学生レベル). 権利関係(民法など)14問,法令(都市計画法,建築基準法など)8問,税・価格3問,宅建業法20問,免除科目5問 |
受験制限 | なし.ただし,「宅建士」の登録するためには,実務経験2年,または,「登録実務講習」の受講が必要. |
合格ライン | 7割程度.例年,50問中34~38問が合格ライン.合格率は15%付近.合格率を見て,合格ライン(正解数)が設定されていると思われる. |
登録実務講習については,こちらの記事をご覧ください.


独学勉強法

私が実際に独学で宅建試験に合格するまでの勉強法,さらに合格後に感じた勉強法の改善点も伝えします.
独学のポイント
合格に必要な勉強時間は,300~400時間と言われています.私の勉強時間も300時間程度であったので,妥当な時間と考えられます.ちなみに,私は宅建試験に関して,知識ゼロの状態から勉強をスタートしました.
私の学習期間は,7月頃から開始して10月中旬までの約4カ月間でした.ただし,これは,なかなか厳しいと感じました.暗記は,1日当たりの学習時間を増やしても,1日当たり覚えることができる量に限界があると実感しました.そのため,1日の学習時間を1~2時間にして,学習期間を長く設定することが効率よく学習を進めることができると思います.
4カ月の勉強スケジュール
以下は,実際に私が独学で合格した際の勉強スケジュールです.ご自身の計画を考える際に,参考にしてみてください.
まず,分野ごとに,テキストを読み ⇒ 「一問一答」+「問題集」,を一通り行いました.この時点で,過去問で6割程度は正解できました.
この期間は,学習しても正解数が伸びない期間が続きました.間違えた問題を正確に復習できていなかったのが原因と考えられます.過去問は3年分(5回分)解きました.
この期間は,間違えた問題を穴埋めノートにして復習しました.この勉強法はよかったと思います.毎年,新たな論点などが追加されるので,過去問だけでなく,予想模試は必要だと思います.
合格に向けたアドバイス
勉強を開始して,6割(30問)までは,すぐに正解できるようになりますが,そこから1割(10問)正解率を上げることが大変です.この1割(10問)が合格と不合格の分かれ目になると思います.
難易度を,A(簡単30問),B(10問),C(難しい10問)に分けると,私の場合,Aは1.5カ月,Bは2カ月,学習したイメージです.これは私の直観ですが,Aの出題範囲は,200~300問から30問,Bは1000問から10問が出題されるような感じです.したがって,Bレベルを正解できるようになれば,十分に合格できると考えます.
Cレベルは,類題も含めて,初めて見る問題ばかりなので,本試験では,正解できなくても大丈夫です.他の受験者も解けないと思います.ちなみに,インスタなどで他の受験者の結果を調べていましたが,合格者の点数は40点前後でした.
まとめ
・4月頃から勉強を始めて,300時間を確保できる学習計画を立てる.
・まずはテキストで全体の内容をざっくりと把握して,問題集や過去問を解く.その後も,テキストは何度も繰り返し読む.
・予想模試は,何冊か解くことをおすすめします.
宅建試験の「おすすめの教材」,「分野別の対策法」については,次回ご紹介いたします.
以上,参考になれば嬉しいです.
宅建試験は,独学でも合格できます!正解数が伸びない時期があるかもしれませんが,あきらめずに,勉強を続けてください!