宅建士:4カ月で合格した独学勉強法を公開!【おすすめの教材】

前回に引き続き,宅建試験に4カ月で合格した独学勉強法について,全3回【勉強法】,【おすすめの教材】,【分野別の対策法】に分けてご紹介いたします.


宅建試験を受験しようと教材を探し始めると,意外と種類が多く,どれを選べば良いか迷ってしまう方も多いと思います.問題集と過去問は,どう違うのかなど疑問点もあると思います.
そこで,今回は,実際に使用した教材を基に【おすすめの教材】について,ご紹介いたします.
宅建試験は教材の種類が豊富で,市販の教材のみで合格できる!
独学に使用した教材と解説
私が,実際に使っていた教材をご紹介いたします.併せて,教材の有効な使い方や学習のポイントについても,お伝えします.
テキスト:「宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト」,「どこでも宅建士 とらの巻」
注意点として,これらのテキストは,すべての内容が網羅されているものではありません.そのため,過去問などを解いて,テキストに記載されていない内容は書き込んで使っていました.
あまりに情報が多すぎるテキストでは,テキストを読み込むことが大変になってしまいます.そのため,「どこでも宅建士 とらの巻」のような重要な内容に絞り込んだテキストを何度も読み込み,しっかりと理解することが効果的です.
問題集:「宅建士 合格のトリセツ 厳選分野別過去問題集」「宅建士 合格のトリセツ 頻出一問一答式過去問題集」
まずは,分野ごとに問題を解くと良いでしょう.ただし,紹介した問題集は,基本的なAランクの問題のみ対応しており,別途,Bランクの学習が必要です.
過去問:宅建試験webサイトからダウンロード可能
過去問は無料で公開されています.ただし,解答はありますが,解説がないと不便です.私は,過去問を購入しませんでしたが,解説が付いたものを購入すると,効率よく勉強を進められると思います.例えば,「みんなが欲しかった! 宅建士の12年過去問題集」などがあります.
予想模試:「出る順宅建士 当たる直前予想模試(LEC)」,「これで合格! 宅建士 直前予想模試(日建学院)」,「本試験をあてる TAC直前予想模試 宅建士(TAC)」
新たな出題傾向を掴むために,予想模試は必要です.ただし,予想を過信しないように注意してください.
オーディオブック:「パーフェクト宅建士聞くだけ シリーズ:権利関係+宅建業法+法令上の制限・その他」
「パーフェクト宅建士聞くだけ シリーズ」をすべて購入すると12,500円になってしまします.
しかし,Audibleに加入すると月額1,500円で聞き放題です.家事をしながら勉強できるので,基本的な内容の確認に便利でした.私は,それぞれ,5周は聞いたと思います.
オーディオブック版のテキストに興味のある方は,Audibleの加入をオススメします!もし,必要なくなったら,いつでも解約できますよ.
その他:「宅建試験ドットコム 過去問道場・一問一答道場」
過去問の出題範囲を設定できるので,便利です.例えば,「法令」の「建築基準法」だけ,10年分を出題することもできます.
独学とスクールの比較

独学の場合,教材を一通り買いそろえると,1万円程度になります.資格スクールの場合には,時期によって割引などがありますが,12万~15万円程度が相場のようです.
宅建試験の場合には,暗記系の学習が中心になりますので,講師による「解説は必要ない」と思います.私自身も,勉強している中で,講師に教えてもらいたいと思った場面はありませんでした.間違えた問題であっても,テキストの解説や問題集の解答などを読めば理解できました.
ただし,独学の場合には「学習を続けること」が難しくなります.そのような方は,資格スクールを利用すると学習を継続しやすくなりますね.
合格に向けたアドバイス

まずは,テキストと問題集のみを購入して,学習を始めてください.最初に,すべての教材を購入すると,「これをすべて終わらせないといけない」というプレッシャーが強く挫折しやすくなってしまいます.
そこで,学習スケジュールに合わせて,新たな教材を段階的に追加する方法が効果的です.新しい教材を購入することで,勉強のモチベーションも上がります!
追加教材:テキスト+問題集+(オーディオブック)
オーディオブックは,ご自身の好みに合わせて,使ってみてください.私は便利だと思います.
正解目標:5~6割(25~30/50問)
追加教材:過去問
正解目標:6~7割(30~35/50問)
追加教材:予想模試
正解目標:7~8割(35~40/50問)
私の勉強スケジュールについては,【勉強法】に記載しましたので,興味があればご覧ください.ご自身のスケジュールを考える際には,参考になると思います.

まとめ
- 宅建試験は教材の種類が豊富で,市販の教材のみで合格できます!
- 独学の場合,教材一式で1万円程度になります.
- 学習スケジュールに合わせて,新たな教材を段階的に追加することで,勉強のモチベーションを保ちましょう!
以上,参考になれば嬉しいです.