宅建登録実務講習の申込と教材紹介

宅建登録実務講習とは
宅建登録実務講習とは,資格登録に必要な実務経験2年に代わる講習です.宅建士として資格登録をするためには,「宅建試験合格」の他に「2年以上の実務経験」が必須条件とされています.ただし,実務業務が2年未満の場合であっても,宅建試験に合格した後に,登録実務講習を受講し,修了試験に合格することで,資格登録および宅地建物取引士証の交付を受けることができます.
当然ですが,不動産業界で働いていれば,宅建登録実務講習を受講する必要はありません.実務経験があるからです.私は,不動産業界で勤務しておりませんのが,宅建試験に合格したので,宅建登録実務講習を申し込みました.
実施機関の比較

宅建登録実務講習は,宅建試験とは異なり,国土交通大臣の登録を受けた機関(LEC,TAC,日建学院など)が実施します.当然,受講料や場所・日時など,それぞれの機関ごとに設定されています.主な実施機関の受講料は,表のとおりです.
実施されている日時は,宅建試験の合格発表直後の1月,2月,3月が最も多いようです.また,講習は2日間にわたって実施される場合が多いようです.
実施機関 | 受講料(税込) |
LEC東京リーガルマインド | 22,000円 |
資格の学校TAC | 22,000円 |
日建学院 | 24,000円 インターネット割引 22,000円 |
総合資格学院 | 20,500円 早期割引 18,000円 |
私は,地方に住んでいることもあり,開催場所・実施日があまり選べず,その中でも場所・実施日の都合が良かったため「日建学院」に申し込みました.
講習内容の評判など,色々と調べてみましたが,ほとんど情報がありませんでした.私の推測ですが,宅建試験の合格者は,不動産業界の関係者が多く,実務講習を受講する人は少ないのかもしれません.今後,実務講習に参加した感想などもお伝えできればいいかなと思っております.
送られてきた教材の紹介
申込・支払いをすると,下記の一式が郵送で送られてきました.
テキストは修了試験時に持ち込み可能とのことです.書き込み・付箋もOK.問題集で出題された内容を中心にチェックしました.DVDは,すべて見ましたが,テキストの内容と同じでした.
テキスト別冊は,講習の予習?みたいな内容です.
やはり,スクーリング(講習)の予習みたいな内容でした.ただし,講習ではここまで細かい内容は扱いませんので,ご安心を.一通り,テキスト別冊を読んでいると,講習時の理解が深まります.
受講票は,スクーリング(講習)時に必要になりますので,写真を貼って,忘れずに持っていきましょう.
宅建登録実務講習の流れ
宅建登録実務講習は,講習後に修了試験があります.この試験に合格しなければ修了証はもらえず,宅建士の登録もできません.
- 自宅学習:38時間に相当する内容(テキスト,DVD,問題集)
- スクーリング(講習):2日間で12時間の講習
- 修了試験:90分間で択一式・記述式(各20問)
- 合否判定:択一式および記述式の両方が8割以上の得点で合格
- 修了証の交付:後日,自宅(職場)に郵送
自宅学習を終えた感想

テキスト・問題集の内容
宅建試験から,それほど日が経っていない(半年ほど前)こともあり,内容はスムーズに理解できたと思います.実務的な内容も,「へぇ~」「なるほど~」と思いながら勉強を進めることができました.特に評価の考え方など参考になりました.
問題集は基本的な内容ばかりで,テキストの内容を理解していれば,暗記していなくとも解けるレベルでした.
また,修了試験はテキスト持ち込み可能ですので,無理に暗記するつもりはなく,どこに・なにが・記載されているか,を把握できる程度に学習しました.試験前にもう一度,見直すレベルで十分だと思います.
修了試験について
修了試験の択一式は,自宅学習の「問題集」から出題されるのだろうなと想像します.記述式は,20問とのことなので,「穴埋め」などになるのではないかと考えます.論述など回答に長文を必要とする問題であれば,試験時間の設定が短いと思います.あくまで,私の推測です.
以上,参考になれば嬉しいです.
後日,実務講習を受講した感想などをお伝えしたいと思います!