宅建登録実務講習の受講と体験レビュー(1日目)
宅建登録実務講習とは
宅建登録実務講習とは,資格登録に必要な実務経験2年に代わる講習です.
宅建士として資格登録をするためには,宅建試験合格の他に2年以上の実務経験が必須条件とされています.実務業務が2年未満の場合であっても,宅建試験に合格した後に登録実務講習を受講し,修了試験に合格することで,資格登録および宅地建物取引士証の交付を受けることができます.
詳細は過去の記事をご覧ください.
スクーリング(講習)の流れ
スクーリング(講習)は,12時間の内容を2日間にわたって実施されます.私は2日間のコースを選びましたが,1日で実施する日程・実施機関を選ぶこともできます.(1日で12時間は大変そうですね.)
受付では,受講票を提示しました.参加者は,15名程度で,男女は半々くらいでした.年齢層は,大学生くらいの若い方と50~60才くらいの方が多かったように思います.30~50才の男性は,いなかったのではないかと思います.仕事で宅建士が必要な方は,実務講習を受ける必要がありませんから(実務経験があるので),当然かなと思います.
追加の資料として,演習用ワークブックが配布されました.講義では,このワークブックに書き込んでいくことになります.もちろん,修了試験にも持ち込みが可能です.
スクーリング1日目は,1コマ1時間前後の内容を6コマ受講しました.時間は丸一日(9:00~17:30)でした.講義の間には,休憩があり,お昼には昼食休憩がありました.
1日目の講義内容
1コマの講義は,
① 動画を視聴する:15~20分 ⇒ ② 演習問題を解く:25~30分 ⇒ ③ 講師の解説:10~15分
で構成されていました.これが6コマありました.
演習問題では,調査票や重要事項説明書などを作成しました.作成すると言っても,一から作成するわけではなく,ワークシートの空欄に書き込んでいく形式です.おそらく,修了試験は,このような形式だと推測されます.解説では,「○○が重要だよ」「○○には気を付けてね」と(おそらく,修了試験に出題されるであろうポイントを強調して)説明してくれました.
また,講義後には,気になった点(修了試験とは直接関係ない内容も)について,講師の先生に質問しましたが,実務的な内容も含めて親切に対応していただきました.先生は,不動産協会で理事をされている方らしく,地元の実情にも詳しく,勉強になりました.ありがとうございました!
講習の感想
私は不動産業界で働いているわけではありませんので,宅建士試験の学習や実務講習の自宅学習分では,実務的な一連の流れがイメージできていませんでしたが,今回の講習を受講して仕事の全体像を把握できたように思います.
丸一日の講習は久しぶりでしたので,疲れましたね(笑).特に,動画の視聴がつらいですね.演習はいいんですけどね.また,私は,教える側の経験がありますので,講師側の目線で考えしまうのですが,丸一日も講義するのは本当に大変ですよ.講師の先生,お疲れ様でした!
以上,参考になれば嬉しいです.
来週には,実務講習の2日目がありますので,修了試験と併せてご報告したいと思います!